ため息も吐きたい今日この頃


「・・・・、もろつまんなそーな顔するなよ」

「だって、放課後に日誌書き・・・しかも幼馴染と」

「なんだよ文句あるなら早く書けよー」

「こーいうのって、ちょっと気になる男の子と書くものだと思ってた・・・日誌に小さく すき 、みたいな」

「っは!そんな妄想してんのか!」

「なのに私のときだけ翔太って・・・・つまんねー!」

「いや傷つくだろそれ俺が」

「はいはい翔ちゃんは爽やかでちゅねー」

「んだそれ!きっっっっっっしょ!」

「うわキタナ・・・つば飛んだ」

「・・・・本気で引くなよ」

「そして何故かショータ効果で爽やか扱いされる私」

「それ思ったー爽やかじゃねえもんな」

「うっせ!なんだお前さっきから!もう日誌書くのなんてやめだやめだ」

「やめるなやめるな、あと今日の感想だけだろ」

「・・・・しょうた」

「ん」

「バトンターッチ!」

「俺黒板消すのがんばっただろ!腕痛えわ」

「いい筋トレだ」

「おま、」

「・・・・・あ、」

「ん?」

「黒沼さん」

「、え!!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・え、」

「っふ、はははははは!」

「な、なんだよ・・・!」

「ちょーきょろきょろしてるんだけど!」

「は、べつに、気のせいだろ、の!」

「残念でした黒沼さん居ないよ!」

「ざ、んねんじゃねーよ別に」

「あれでしょ、翔太って授業中ノートに 風早爽子 とか書いて微笑んでるでしょ」

「してないから!そんなこと!!」

「おもしろいから翔太ママに教えよー」

「やめろバカ!つーかしてないって!」

「なんか黒沼ラブ!が滲み出てて最近ショータかわいいね」

「・・・ばっ、だから、そんなんじゃねえって!」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「いや本当だから別にすきとかないから、」

「だーれーをー?」

「だ、からー黒沼のこと・・・!」




幼馴染はしあわせらしい




「(自分だけ幸せになりやがって・・・むかつく!)」「(滲み出てるんのか俺・・・?)」



(080730)